アジア農業について

畑に実った収穫待ちの大豆

アジア農業株式会社は金沢大地グループの一員として、能登で環境に配慮した農業を実践する農業生産法人です。

2009年の設立以来、世界農業遺産に認定された能登の里山・里海の耕作放棄地を積極的に耕しています。

農場マップ

能登参入のきっかけ

きっかけは県の担当者に「農地にできそうな広い土地はないか」と相談したことでした。

金沢大地グループは河北潟干拓地の耕作放棄地を開墾し有機農業を営んで来ましたが、有機大豆や有機小麦の需要が高くなり、新たな農地を探していたのです。

国のパイロット事業として整備はされたものの、土壌や水はけが悪く耕作放棄地となっている土地があると紹介を受け、さっそく見に行ったところ、代表の井村はその風景に一目ぼれ。

2006年に輪島市門前町山是清(やまこれきよ)を約50ヘクタール開墾。土壌が赤土・珪藻土であったので小麦・大豆・そば・じゃがいもの栽培を始めました。

そして能登の人たちと信頼関係を築き、地域内での雇用を生み、能登のこれからや課題と共に向き合っていくため、2009年に農業生産法人アジア農業株式会社の設立へと至りました。

以降も能登の開墾は続き、珠洲市の八ケ山、穴水町、能登町当目と農地を広げています。

2016年からワイン用のブドウ作りに挑戦

厳しい傾斜に米も麦の栽培にも適さない瘦せた能登の土壌。

「何だったらここで作れるのだろう」悩んだ結果、農家として出した答えがブドウでした。

夏に天気の良い日が多い日本海側はブドウの栽培に適さないわけではなく、フランスのボルドー地方と同じ珪藻土を生かしてブドウを栽培できないかと考えたのです。

手探りで栽培方法を模索する日々。

そして2018年に金沢大地グループとしてフレンチ農家レストランを併設したワイン醸造所を金沢市の町家にオープン。

金澤町家フレンチレストラン A la ferme de Shinjiro

ワインの栽培も、醸造も、更にこれから熟してゆくことでしょう。

会社概要

農業生産法人「アジア農業」のミッション

  • 日本の耕作放棄地を積極的に耕します
  • 有機農業を通じて、日本の食料自給率の向上に貢献します
  • 新規就農者等の研修、受け入れ及び育成を行います
  • 農産業を通して、地域の雇用を創造します
  • 農業を通して、東アジアの食料安全保障に貢献します

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